3/8春のお野菜栽培講習のまとめ

1. タマネギ:春のひと手間で「太く、腐らない」仕上がりに

冬を越したタマネギ。暖かくなってきた今、3月から5月にかけての管理が収穫の良し悪しを決めます。

肥料のポイント

  • 追肥のタイミング: 3月10日〜20日頃が目安です。「春の肥料」は実を引き締めるための大事なステップ。
  • 選び方: 窒素が多すぎると腐りやすくなるため、控えめに。逆に、リン酸・カリは多めでも大丈夫です。(8-8-8など)
  • おすすめ製品: 根を張らせて玉を締める効果がある**「セルホス」**が、タマネギやネギには非常に効果的です。

消毒と病気予防(腐敗・べと病対策)

暖かくなると病気も出やすくなります。早めの予防を心がけましょう。

  1. 3月20日〜末: **「シグナム」**などで腐敗を予防。
  2. 4月20日〜末: その1ヶ月後に**「ダコニール乳剤」**(1000倍希釈)を散布。
  3. 5月1日〜10日: 最終の仕上げ。

💡 マルチ栽培の方へ: > 肥料をまいた後は、雨が降らないようなら水やりをしてください。水がないと肥料が吸い上げられません。

2. 枝豆:失敗しない「種まき」と「品種選び」

枝豆づくりで一番多い失敗は「芽が出ないこと」。プロのコツで克服しましょう。

種まきの鉄則:水やりは「我慢」!

  • 前日まで: 畑にたっぷり水をやっておきます。
  • 当日〜数日間: 絶対に水をやらないこと! 種が急に水を吸うと、ふくらみに耐えられず割れて腐ってしまいます。
  • コツ: 数日間雨が降らない日を選んでまき、土の表面が乾いてから初めて水をあげましょう。不織布2枚重ねなどでシートをかけ、土の温度を上げてください。発芽温度は20℃~30℃(地温)必要です。

品種別の育て方ガイド

育てる品種によって「株の間隔」や「芯止め(先端を切る)」の有無が変わります。

タイプ収穫目安株間芯止め
極早生・早生75〜85日15〜25cm不要
中早生・中生90〜100日30〜35cm必要(◎)
晩生(丹波黒等)110〜130日35〜40cm必要(◎)

お盆取りの場合、茶豆だけに頼るのではなく、早生(おつな姫・陽恵)と組み合わせで考えましょう。5/25~30、6/3~5を目安に1本植えの株間25cmで植えるとお盆取りに間に合います。

晩生:花が咲いたら二肥(ふたごえ)…水と盛り土をしっかりと

★収穫量アップの秘策: > 中生以降の品種は、本葉5〜6枚で先端を切る(芯止め)と、脇芽が出て実がたくさんつきます。また、種まき時に**「まめぞう(根粒菌)」**をまぶすと根張りが格段に良くなります(必ずその日のうちに種まき完了してください!)セルホス使用で甘みが強くなりますよ

3.害虫・仕上げ対策

花が咲き始めたら**「トレボン乳剤」や「プレバソン乳剤」でカメムシ防除さらに「ジャックスパワー(ホルモン剤)」・メイクアップ**を使うと、実の着きがさらに良くなりますよ。


美味しいタマネギと枝豆を収穫するために、今から準備を楽しみましょう! 講習会で使用した肥料や薬剤は店頭に揃っております。使い方が不安な方は、ぜひお気軽にスタッフへお尋ねくださいね。