有機肥料(牛ふん・鶏ふん・豚ふん・残飯)の違いとポイント

家畜の糞から作られるたい肥には、牛ふん、鶏ふん、馬ふん、豚ふんなどがあります。これらは同じ家畜の糞ですが、土壌改良材としてみたとき、それぞれ異なる特性を持っています。ここでは代表的な3種の説明をします。

  • 牛ふん:
    • 土壌改良効果: 有機質に優れ、腐葉土やバークたい肥に近い   改良効果を持ちます
    • 肥料効果: 肥料効果は少ないです
    • 牛は4つの胃袋で完全に分解するため、繊維質はほとんどありません
    • 牛ふん堆肥は、通気性改善効果が高く、花壇や畑の土壌改良に向いています
  • 鶏ふん:
    • 土壌改良効果: ほとんどありません
    • 肥料効果: チッ素・リン酸・カリを豊富に含み、化成肥料並みに高いです
    • 鶏は肛門と卵を生む場所が同じなので、糞や尿素にカルシウムも多く含まれ、肥料として施用されることが望ましいです
    • チッ素成分が多く含まれているので、作物によってはつるぼけする可能性があります。葉物野菜(ほうれん草・小松菜など)に適しています。砂地で肥料抜けする場所では他の野菜にもいいでしょう
  • 豚ふん : 牛ふんと鶏ふんの中間です
    • 土壌改良効果: 牛ふんと同じような目的の際に施用します。
    • 肥料効果: 肥料成分が高く、鶏ふんより栄養価が高い傾向があります

それぞれ長所・短所がありますので、目的に合わせて選ぶことが大切です。草花のように土をふかふかにするだけであれば、腐葉土でも大丈夫です。バラのように土壌改良にさらに肥料効果も欲しい場合は、牛ふんを選ぶのがいいでしょう

ご家庭で堆肥を作るのもいいと思います。残飯をコンポストを使って堆肥を作る際のポイントは「発酵(完熟)している」ことが条件です。未完熟のまま使用すると、有害菌が発生し、病気や障害の原因に繋がる可能性がありますので注意してください。

においが無くなり、手で握った時に手につかない(水分が抜けた状態)ようであれば完熟していると言えるでしょう。

腐熟促進や脱臭を早めてくれるアイテムとして「コーランパンチ」があります。これは微生物の分解を助けてくれるアミノ酸が入っているからです。

もう一つ、サカタのタネより販売している「バイテクバイオエース」があります。これは「バイオ21」という菌を肥料体にしたもので畑の悪玉菌を食べてくれます。これ自体を堆肥代わりにしても問題ありません。

畑に使う場合、1㎡あたり300gが目安で使うといいです。1袋15kgで15坪ほどの面積に使用できます。また牛ふんと一緒に混ぜて使うと土がよりふかふかになり、保水性・排水性・通気性・保肥力が高まるのでおススメです。

店頭にて取り揃えておりますので、わからないことはスタッフにお声がけください!